ウエッジウッド卿とアフタヌーンティー
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ロンドン生活日記(8)1988〜1992
エ場から更にバスで40分ほど走った所にあるマナーハウスで、ウエッジウッド卿が迎えてくれました。彼は六代目の当主ということですが、初代ジョサイア・ウエッジウッドの功績に対し卿の位を与えられたということでした。日本で言えばさしずめ、柿右衛門卿という様なものでしょうか。一人一人を握手で迎え、五つのテーブルにそれぞれ15分程、カップを持ち、移動しながらサービスに務めていました。彼の姿を見ながら、これは日本マネーのせいかしら、それとも陶芸に関しては随分日本の影響を受けているので、しみの心からかしらとか、いろいろ考えました。以前隣に住んでいる人に「どうして日本人は沢山食器を買うの?今まで持っていなかったの?」と聞かれたことがあります。確かに日本で買うより安いので、調子に乗って少し買い過ぎたかもしれません。沢山持っているのについ買ってしまうという日本人の「癖」をウエッジウッドさんもご存知なのかもしれません。イギリスの貴族は、なかなか商売上手なのですから。ともあれ素敵な食器でのアフタヌーンティ―。又、我家のコレクションも増えそうです

ロンドンから北に約三時間ほど車で行った、ストーク・オン・トレントという街に、ウェッジウッドの工場があります。高級食器の代名詞にもなっているウエッジウッドは日本でも、余りにも有名です。なかでもワイルドストロベリーの柄のティーカップは日本の隅々のホテルにまで行き渡っていると言われています。そのウエッジウッドのエ場見学と美術館見学、ウエッジウッド卿とのアフタヌーンティ−という、バスツア−に参加しました。エ場見学はどうやって完成品になるかを順を追って見せてくれ、機械化されてはいるもののずいぶん多くの人の手がかかり、これでは高いのも仕方ないなと思ってしまいます。白本語の説明付きのビデオもウエッジウッドを理解するのに役立ちました。食事の後,博物館に行く頃は、随分ウェッジウッド通になった気がしたものです。