田舎にあるアンティークショップ

           

 イギリス人は古いものが大好きで物をとても大事にします。
 先祖代々使っていたと思われる家具などが、何気なく部屋に置いてあったりすると、なんて素晴らしいのかしらと思わず溜め息が出てしまいます。
 そして、ちょっとした商店街には必ずアンティークショップがあります。
 それは立派な店ばかりでなく、普通の人が簡単に買えるような値段で沢山品物を置いてある店などいろいろです。

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ロンドン生活日記(48)1988〜1992
 椅子のリフォームを学校で習うようになり、よくこれらの店を覗くようになりました。
 アンティークショウも世界的に有名なものから近くの教会やホールで、入場料を取って展示販売するものまであります。
 この入場料は約百円ぐらいのところから二千円するところもあって、この値段を見ると、展示されている内容の想像ができます。
 高い入場料のところはさすがに高価な物ばかりです。
 そして出口ではハンドバッグの中まで見られたりするという、不愉快な目にあうこともあります。
 最近はかなりボロのものでもある程度価値が分かるようになったつもりです。
 でも先日たまたま行った市には驚きました。
広場で五十円程の入場料を払って見たのですが、ボロばかりで(と私には見えます)入場料より安いものが沢山ありました。
 錆びた釘や壊れたおもちゃ、レコード、古い電気製品等、一体どうやって使うのだろうというものばっかり売っているのです。
 お客の数も多く品物を見る眼は結構真剣に見えます。
 私は彼等が日本の粗大ゴミの置き場を見たら、何と言うのだろうか考えてしまいました。
 私は田舎に行くと、必ずアンティークショップをみつけ覗いてみます。
 こういうところでは、椅子の直しを習っているというと、店の奥から適当なものを持ってきて見せてくれたりするのです。
 椅子以外にも何か無いかしらと見ますが、ビクトリア朝のガラス器が安く買えた時など嬉しくてしばらく眺めていました。
アンティーク市
日本でも有名なポートベロウのアンティーク市
ポートベロウでオルゴールを売っていました。