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ロンドン生活日記(43)1988〜1992
りんごの木
満開のりんごの木
満開のアーモンドの木
5月に新しい家に越したとき、庭のりんごの花が満開でした。
私はりんごの木と暖炉がある家に住むのが夢だったので、嬉しくて毎日眺めていました。
枝を少し切って食卓にりんごの花を飾ってみたりもしたのです。
花が終わった直後は青い小さな実だったのが段々大きくなり、8月になると少し色も付いてきました。

その頃はもいでみても酸っぱくて、これは料理用に違いないと思ったのです。
アップルパイや焼きりんご、りんごのケーキと毎日のように楽しみました。
その中でも「りんごのケーキ」は評判がよく何回も作りました。
出来上がったりんごのケーキ
小さい実が沢山なるりんごの木
作り方は簡単です。
ボールに卵3個をかき混ぜた中に砂糖100gバターを溶かしたもの125g、小麦粉100gベーキングパウダー少々を入れます。
その中にマッチ棒の細さに切った、りんご大4個をどんどん入れバニラオイルかラム酒をたらすだけ、あとはオーブンで30分くらい焼くだけです。
甘酸っぱいおいしいケーキの出来上がりです。
お客様が見えてからやってもすぐにできるので、熱々のケーキと紅茶があれば立派なおもてなし。
3時のおやつにぴったり決まります。
[
新しい家]にあったダイニングのカーテンのアップ。
レースの裾の部分が工夫したところです。
9月も終わりになる頃には、りんごの実もすっかり赤くなりかじってみると結構甘いのです。
大きさはこの頃になっても日本のみかんくらいの大きさにしかなりません。
でも店に並んでいるりんごを見ても同じような大きさです。
品種改良が全くされていないのでしょうか?
イギリスのりんごはそれなりに味もよいのですが、あの蜜が滴るような日本のりんごも、懐かしくなります。スーパーで大きなりんごを見つけて買ってみましたがとんでもなく酸っぱいのです。
それは料理用だと教わりました。
ケーキを作るときだけ買うことにしました。
庭のりんごもはじめは手が届く範囲でとっていましたが、だんだんと梯子を出してきたり、棒で落としたりと、忙しくなってきます。
鳥につつかれ、りすにかじられ、食べ散らしが庭に散乱し、片付けるのが大変です。
「理想の生活」もなかなか疲れます。
そうこうしているうちに、秋も深まり我が家のりんごもすっかり終わってしまいました。
いよいよこれからまた、イギリスの冬が始まるのです。
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