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ロンドン生活日記(31)1988〜1992
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  イギリスのクリスマスとお正月
イギリスでは、デパートや商店のクリスマスの飾りつけはとても早くから始まりますが、一般の人達は11月になってから、クリスマスカードを用意したり、プレゼントを考えたりします。この月には教会や、学校でクリスマスのバザーが開かれるのです。娘の学校でも母親達の手作りの会が毎週開かれ、作品作りに精を出します。12月に入るとクリスマスカードを投函し始め、もらったカードはテーブルや暖炉の上にきれいに飾られます。それでも飾り切れないものは、廊下などに紐を張りそれに掛けたりするのです。そしてクリスマスまで眺めて楽しみます。
家庭用の、本物の樅の木を使うクリスマスツリーは、12月になってから飾りつけをします。初めて花屋さんやスーパーなどに、山と積まれた、根無しの樅の木を見たときは、日本の割り箸がいけないと言っているのに、イギリス中の樅の木を切ってしまったのではないかという量に驚きました。これは大体2500円位からあります。立派で葉も落ちない種類の樅の木もあり、欲しいなあと思いつつも、クリスマスの後捨てられる樅の木の山を見ると、買う決心がつきません。そこで私はプラスチックの組立式のツリーで我慢しました。でも友達に「処分する時に有毒ガスが出るじゃない」といわれ、どちらを選んでも奇麗だ、だけでは済まない問題があるのだと思ったのです。
クリスマスの次の26日はボクシングデーと言って休みですが、昔からこの日にゴミ収集の人や、郵便やさん、家の使用人等にプレゼントやお金をあげる習慣があったそうです。今でもその直前のゴミ収集日には、入口のチャイムを鳴らし、ドアをドンドンたたき、ゴミと一緒にちゃっかりプレゼントを集めていきます。27日から3週間ほどは一斉にデパートなどでバーゲンセールが始まり、外国からも沢山の観光客が訪れます。12月31日のトラファルガースクエアーの、新年を迎えるお祭り騒ぎは、怪我人が出たりするので、好奇心が旺盛な私も、残念ながら行ったことはありません。そしてクリスマスの飾りは、1月半ばまで続きます。
廊下に飾ったクリスマスカード
カップボードの上にもカード
売られているクリスマスツリー