友達が「昨日ショッピングバックレディ−に間違えられてショックだったわ」と言うので私は「何?それ」と思わず聞いてしまいました。「紙袋に生活用品を詰めて歩いている言わばルンペンよJと答えられ、一流企業の社長夫人がまた、どうしてそんな目にあったのか、くわしく開きました。病み上がりで元気のない顔をしてハンドバックを買いに店に入ったら、店員がピタッとはりつき、自由に行動させてくれなかったそうです。ハンドバックが欲しいというと2〜3個持ってきてこれにしろと言われたので、別のものを見たいと頼んだところ、隅の方に座らされ、けして自分で取らせてはもらえなかったというのです

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ロンドン生活日記(22)1988〜1992
ショッピングバックレディー
気分も悪く面倒だったこともあり見せてくれた1つに決め、次に靴も買おうとしたのですが、バックが決まるとさっさとお金を払って帰れという態度なので諦めたそうです。別の人はボンドストリートのブティックにパリッとした洋服で注文に行き丁寧に扱われ、出来上がりを取りに簡単な洋服で行ったところ、メイドに間違われて、やはり用事が済んだら、サッと帰れとばかりの態度を取られたそうです。
イギリス人はみんなきちっとした格好をしているわけではなく、上流階級と言われている人でさえ、汚い格好をして平気でいます。でも彼等は言葉で、階級も住んでいるところも判断できるので、ぼろを着ていてもビクつく必要がありません。しかし私達がおなじことをしたら、ショッピングバックレディーに間違われても文句は言えないのかもしれません。外人に対しては言葉で判断ができないからと言って、身なりだけで判断するなんて、馬鹿にしていますが、ボロを着てても‥、と粋がっても仕方ないので、せめてショッピングバックレディーに間違えられないような格好をして街を歩くようにしなくてはいけないと、悔しいけれど思いました