ロンドン生活日記(22)1988〜1992
オープンガーデン
今日本ではオープンガーデンという言葉も一般的になりあちこちでイギリスのそれをお手本としたものが開かれています。わたし達が住んだ10年ほど前はまだ珍しかったので、紹介しました。
4年前の我が家のイングリッシュガーデン
中庭には一見無秩序とも見える位に沢山の種類の花が,足の踏み場もないように植えられています。入口でもらった説明書には、そこにどんな花が植えられているか分かるように印刷してありました。百年前に建てられたという建物の一室には、ソフトドリンク、紅茶、手作りのケーキなど用意されていて、それぞれ値段が付いています。庭にはありあわせの椅子が出され、そこで食べることもできます。見学者はかなりたくさん来ていて、ご主人と奥さんは応対に一生懸命でした。イギリス人は、野草のような可憐な花が好きと聞きますが、ここの家も花の咲く大きな木の下には、色々の下草がありました。日本人は、庭の趣味のある人ほど、雑草かそうでないかにこだわりますが、イギリスではどの花が好きかということに重きを置くのか、庭師さんを頼んでも、どれを抜いて欲しくないかを最初に聞かれます。
イギリス人は庭仕事が大好きで一年中、花を咲かせるのに大変な労力を費やします。日曜日は殆どの店が休みなのに、ガーデンセンターは開いていて園芸用品を買う人で一杯です。そして自分だけで楽しむばかりでなく、コンクールに参加したり、中にはオープンガーデンと言って自分の庭を公開する人がいます。私達の家の郵便受けにもオープンガーデンのお知らせが入っていたので、早速家族と友達を誘って行って来ました。入口に手作りの看板を立て誰でも自由に入れるようにしてあるのです。但し、入場料を四百円ほど払います。そこの家の十才位の子供達がテーブルを持ち出し、会計係を務めていました
これから秋までイギリスの庭は本当にきれいです。又、他の家でオープンガーデンが催されたら,是非行こうと思います。日本では、庭をお金を取って見せると言うことに抵抗があるかもしれませんが、丹精こめた花を、お茶とお菓子でもてなしながら、色々な人に見てもらうという試みはなかなか素敵だと思いました。
ここでお茶を御馳走になりました。