そして、カードで真似をしたいと思ったのが、「サンキユ−カード」。これは人に招待された時など、家に帰ってすぐ出すもので、最初から「サンキュー」と印刷さています。まだ興奮が冷めないうちに書き、ポストに入れるのです。いつも手元にあれば面倒にならずすぐ書けます。これは是非見習いたいと思いました。日本人招かれたりしたら、つぎに会った時に必ず、「先日は有難うございました。 」と言うと思います。イギリス人はそう言う挨拶こそしませんが、代わりにこの「サンキューレター」が気持ちを伝えます。電話も便利ですが、こんな手紙がポストに入っていたら、余計嬉しいのではないでしょうか。素敵な習慣だと思いました。
あんなに必死に言ったのに、聞いてもらえなかった。というのが手紙を出すといとも簡単にOK」と言われると、ああやっぱりイギリスって手紙社会だなあと思います。こういう余リ楽しくない手紙のほかに、日常的にも、よく手紙を出します。最初は町で見かけるカード屋さんの数の多さに驚きました。でもイギリス人の家に行った時、「今日は娘の誕生日です。」と言うと、すぐ沢山カードの詰まった箱を持って来て、そのなかの一枚に「お誕生日おめでとう」と書いてくれました。その時、なるほどこれなら沢山のカード屋さんがあっても不思議ではいなと、納得したのです。
イギリス人は、手紙が大好きです。電話で済ませればいいのにと思うことでも何でもよく手紙を書きます。「何月何日、電話の修理に行きます。もし都合が悪い場合は知らせて下さい。」と言うような手紙に始まり、「スクールパスが来るのが遅すぎます。」と言うように、直接言った方がずっと効き目があるのではないかと思うものまで、しかるぺき人に手紙を出さないと、改善されないということがよくあるのです。最初はよくわからず、不都合な点は直接言っていましたが、この頃は何でも手紙にします。それも、男性に書いてもらったという形式にするのがよいようです。会社名の入った便箋で送ればなお効果的です。





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サンキューレター
ロンドン生活日記(14)1988〜1992