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ロンドン生活日記(12)1988〜1992 


     一体私達何を食べたらいいの?



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私達が住んでいた1988年から92年イギリスでは狂牛病が見つかり大騒ぎになっていました。其の時書いたちょっと興奮気味のエッセイ。話題があまりにも古すぎ、これと「湾岸戦争」のことを書いたものは載せる事はないだろうと思っていましたが、昨日(9月10日)日本でも狂牛病が疑われる牛が出たとのニュースがあり当時を思い出しました。イギリスが大好きな私が、イギリスに文句をつけている珍しいものです。
卵も生卵はサルモネラ菌に汚染されているから、食べてはいけないので、卵かけ御飯やすきやきにつける卵も禁止です。先日日本から遊びに来られた方が生卵を10個持ってきてくれました。今の時期一番のお土産かもしれません。鳥肉も汚染されている鳥は廃棄処分ということだったのですが、最近、「汚染されていても生で食べなければ大丈夫ということで流通させることになった。」という記事を読みました。幸い私は鳥を食べないので他人事と思っていましたが、娘は怒って「これは、サルモネラ菌付き」とでも書いて売って欲しいと言っていましたが、当然だと思います。しかし食器を洗っても洗剤が付いたまま、布巾で拭いたり、(テレビ番組の中でも、イギリス人の家でも例外に当ったことがありません。習慣なのでしょう)ス―パーでまな板と包丁をやはり洗剤液の中に突っ込んだ布巾でそのまま拭いたりしているのですから。バイキンの繁殖も洗剤の害も大変なものだと思います。何とか早く物をなんでも安心して食べられるようになって欲しいと思います。
いまイギリスでは食品パニックが起きています。友達と会ったり電話で話したりすると「どうしよう。どうなるの?どうすればいいの?」と不安がつのっています。日本にも一部報道されていると思いますが、騒動は狂牛病という厄介な病気に端を発しているのです。この狂牛病という病気、もともと羊には二百年前からある病気らしいのです。でも異種間感染ほないと思われていたのが、牛にも発病してその牛の肉からできているキャットフードを食べた猫が発病したと報道され、学校給食からイギリス産の牛肉を諦め出したのです。おまけに去年十一月発病した中年女性が今年二月死亡したとか連日大変な報道です。農業大臣は因果関係がまだはっきりしたわけでほないと必死に発言していますが、どちらが正しいかはともかく、気持ちが悪いことは確かです。弱いものからやられるといって、知りあいの日本人は暫くベットの犬にドッグフードをやるのを止めると言っていました。