ロンドン生活日記(11)1988〜1992
ロンドンのパブ

 これからの季節会社帰りにど−ルでもということになると思いますが、暑い中頭にキーンとくる様に冷えたビールのおいしさは格別でしょう。でもロンドンのパブで飲むど−ルは残念ながら冷えてはいないのです。ピールにはピターとラガーがあり、イギリス人はちょっとほろ苦いピタ−が好みのようです。でも日本人にはラガーのほうが無難のようです。「ラガー1パイントプリーズ」といえば570CC入りのジョッキが出てきます。ちょっと多いと思ったらハーフパイントというのもあります。ジョッキをみるとハーフパインと1パイントの所に線があり、ロンドンでは多いとか少ないとか文句を言っている人はみられませんが、ドイツでは少ないと文句を言うそうです。このビ−ルをイギリス人は何のおつまみもなく飲みます。勿論ピーナッツとかポテトチップスを取ってもいいのですが。昼時にはそれぞれのパブで自慢のパイとかサンドイッチなどが食べられます。これが美味しく、レストランで食べるには時間がないという時などよく行きます。

3時から5時は酒類を売れないので、アフタヌーンティーなんてこともできます。又ビールの飲めない人にはシャンディーといってビールとジュースの混ざったものもあります。ロンドンにはたくさんのパブがあり、暖かい日など道路にまでビ−ルのジョッキ片手の人達が楽しそうに集まっているのがみられます。こういう普通のパブのほかにも名物パブがたくさんあります。シャーロックホームズのパブやディケンズのパブそれにダーティーディックスといって2世紀以上掃除をしないのを売り物にするパブなんていうのもあります。パブのもう一つの利用法、それはトイレです。日本ではデパートの各階に化粧室があるのが普通ですが、ロンドンでは上のほうに一個所というのも珍しくありません。何しろ飲食店にトイレがないなんて信じられないこともあるのですから。でもパブにはちゃんとトイレがついています。パブは庶民の生活を感じることができ楽しい所ですが、何と言ってもお酒が入ります。絡んでいる人はまだ見たことがありませんが、夜のパブに一人で行くのは止めたほうが良いのはいうまでもありません。
ロンドンのパブはどこも花でいっぱい。